「絃葉さん、こっちだよ~!早く早く!」
藍子の声に振り向くと、彼女はもう少し先の小高い丘の上で手を振っていた。夜風に揺れるピンクの桜が、月明かりに照らされて幻想的に輝いている。あたし、絃葉(30歳)は自然観察サークルに入って2年目。藍子(28歳)とはいつも一緒に行動する仲で、最近は彼女のことが気になって仕方なかった。
「待ってよ~、藍子ったら早すぎるんだから…」
息を切らしながら追いつくと、藍子はにっこり笑ってあたしの手を握った。その瞬間、胸がドキドキして、顔が熱くなるのを感じた。
「ここ、あたしの秘密のスポットなんだ。誰もいないから、絃葉さんだけに見せたかったの」
藍子の声が耳元で囁かれる。甘い香水の香りと、彼女の温もりが混ざり合って、あたしの思考はどんどん溶けていった。
「き、綺麗…」
言葉にならない感動を込めて呟くと、藍子はあたしの頬にそっと触れた。
「絃葉さん、本当に桜に似合う人だね…」
その言葉に、あたしの心臓はさらに高鳴った。藍子の瞳が月明かりに浮かび、吸い込まれそうになる。気づけば、彼女の顔が近づいてきて――
「ん…っ!」
柔らかい唇が重なる。初めてのキスに、あたしは目を瞑った。藍子の舌が優しくあたしの口の中を探り、絡みついてくる。甘い吐息が混ざり合い、背中に電流が走るような快感が広がった。
「はぁ…藍子…さん…」
唇を離すと、藍子はにやりと笑ってあたしの耳朶を舐めた。
「絃葉さん、可愛い声だね…もっと聞かせて?」
その言葉に、あたしは恥ずかしさで顔を赤らめた。藍子の手がスカートの中に滑り込み、太ももを撫でられる。指先がどんどん上へ、上へ…
「あっ…だめ、藍子さん…外で…んっ!」
拒むそぶりを見せながらも、あたしの体は正直に反応していた。藍子の指がパンティをずらし、あたしの秘所に触れた瞬間、腰が跳ね上がった。
「わぁ…絃葉さん、すごく濡れてる…」
藍子の指がゆっくりとあたしのヒダを広げ、クリトリスを刺激する。
「あぁん!だめ…気持ちいい…んっ!」
我慢できずに声を漏らすあたしに、藍子はますます激しく愛撫を続けた。指が中へ入り込み、グリグリと掻き回されるたびに、あたしの体は熱く震えた。
「絃葉さん、もっと…もっと感じて…」
藍子の囁きに、あたしは我を忘れて腰を振り返した。快感がどんどん高まり、限界を迎えそうになる――
「イク…イクっ!藍子さん、あたし…あぁっ!!」
強烈な絶頂が襲い、あたしは藍子にしがみついた。体中が痺れるような快感に包まれ、涙が溢れ出る。
「絃葉さん、綺麗…」
藍子はあたしの涙を舐めながら、優しく抱きしめてくれた。月明かりに照らされた桜の下で、あたしは初めての快楽に酔いしれた。
「藍子さん…あたし、藍子さんのこと…」
言葉にできなかった想いを、あたしはキスで伝えた。藍子は嬉しそうに微笑み、またあたしの体を優しく愛し始めた――
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