「ねぇ、ちょっと写真撮ってくれない?」
イベント会場の片隅で、私はわざとらしく髪をかきあげながら声をかけた。相手はスタッフのリュウタ(28)——地味めな眼鏡男子だけど、他のガサツなスタッフと違ってずっと紳士的だったから目をつけてたの。
「あ、はい…ど、どこで撮りましょうか?」
リュウタはカメラを握った手が少し震えてる。可愛いなぁ。私はわざと胸元の開いたコスプレ衣装(今日は人気ゲームの魔導士キャラ)を揺らしながら、彼の耳元で囁く。
「人少ない控え室でいいよ。だって…」
指先で彼のネームタグを弄びながら、
「リュウタくん、私のSNSフォロワー10万人だけど、本当はね…」
控え室のドアが閉まる音と同時に、私は彼のネクタイをぐいっと引っ張った。眼鏡がずれた顔がめっちゃ色っぽい!
「フォロワーはみんな『翠ちゃん可愛い』って言うけどさ」
背中を壁に押しつけながら、
「私…もっとドキドキする関係が欲しかったんだよね」
リュウタの喉がゴクリと動く。ふふ、反応正直でいいわ。
「で、でも翠さんみたいな方が…」
「あーもう!『翠さん』じゃない!今は魔導士リリアなの!」
衣装の裾をめくりあげながら、彼の手を自分の太ももに導く。生地の上からでも伝わる熱、やばい…私の方も濡れてきちゃった。
「ほら、この衣装めっちゃ締め付けきつくて…手伝って?」
ボタンを外すふりで彼の指を胸元に押し当てると、リュウタの呼吸が一気に荒くなった。
「ダメ…ですか?」
俯き加減で聞く彼の声が震えてる。もう我慢できないって感じ?可愛すぎでしょ。
「コスプレしたままの私でいいの」
唇を寄せながら手を彼のベルトに滑り込ませ、
「だって…今の私は『翠』じゃないんだもん」
次の瞬間、ぐしゃりと机の上の書類が散らばる音。リュウタに押し倒された背中が冷たい机に張り付く。
「リリア…さん」
眼鏡を外した彼の目が、普段の優等生面から一変してヤバい色してる。
「あんた…本当はドSなんでしょ?」
ニヤリと笑うと、彼は私の魔導士の杖を脇に押しやり、
「衣装ぐしゃぐしゃにしてもいい?」
もう答えなんて必要なかった。首筋に噛みつかれた時の痛みと快感で、私はキャスチェアから転がり落ちそうになりながら叫んだ。
「やば…本物の魔法みたい…!」
リュウタの舌が鎖骨を這うたび、コスプレ用のケープがずり落ちていく。普段インスタで加工してるアレンジより、今の私の方がずっと…
「あっ!そこ、本気で舐めないで…んっ!」
パンスト越しにクリを弄ばれる感覚に、腰が浮き上がる。衣装のスリットから彼の指が入り込んで、じとっとした音まで聞こえちゃう…!
「リュウタ…んはっ!私の、中まで魔導士ごっこしてるの?」
「…翠さんもですよ」
ぐちゅっ。
ついにパンストを破られて直に挿入された指が、私の嘘を暴くみたいにぐしゃぐしゃ鳴らす。
「あ…あんた絶対童貞じゃないでしょ!?」
「はい。でも翠さんの動画は100回以上…」
まじで!?私のASMR動画こっそり見てたの!?恥ずかしさと興奮で頭がくらくらする中、彼は私の魔導士の帽子を被ったまま、ズボンを下ろしてきた。
で、でか…!インスタのアングル詐欺じゃなくて本当にこのサイズ!?
「リリアさん、これ…魔法で消えますか?」
ぎゅっと腰を握られて、ぐしりと入ってくる感触に、
「無理無理無理!消えな…あひっ!?」
机がガタガタ音を立てるほどの激しいピストン。コスプレ用のカツラがずり落ちて、私の本当の髪が汗でぐしゃぐしゃになる。
「あ…あんた、私の素顔見てまだ興奮するの?」
「はい…翠さんもリリアさんも…」
深く突き上げられながら、私は初めて「ありのまま」を受け止めてもらえた気がした。
翌朝、スマホに通知が光ってた。
【リュウタがあなたをフォローしました】
…あれ?SNSのプロフ画像、昨日のコスプレじゃない素顔の写真に変えよっかな。
だってもう、魔法なんていらなくなったから。
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