「あっ…拓也兄さん、それ…何?」
大学から早めに帰宅した私は、リビングでノートパソコンを開いている義兄の横に落ちている黒い布を拾い上げた。ふわっとした質感で、どう見てもただの布じゃない。なんだかエッチな匂いがする…。
「あ、すみれ。それは…仕事で使う小道具だよ」
拓也兄さんは慌てたように手を伸ばしてきたけど、私は思わず布を後ろに隠した。25歳の義兄は普段からクールなのに、今だけは妙に動揺してる。なんだか面白いなって思っちゃった。
「へ~?どんな仕事に目隠しが必要なの?もしかして…エッチなやつ?」
「ば、馬鹿言うな!デザインの集中力を高めるための…」
嘘つき。耳まで真っ赤になってる。私だって20歳だし、そういうグッズが存在することくらい知ってるわ。でも、こんなに照れてる兄さんを見るの初めてかも…。
「じゃあ、試させてよ。私も最近勉強に集中できなくて…」
「待て、すみれ!それは…」
もう聞いてない。好奇心に負けて、その布を目に当てた瞬間、視界が真っ暗になった。ふわっとした感触がまぶたに優しく触れて…なんだかくすぐったい。
「ほら、やっぱり何も見えないじゃない!早く外しなよ」
「あははっ、でも拓也兄さん、声が近いよ?こんなにドキドキしてるの、初めて…」
本当に、心臓がバクバクしちゃう。目が見えない分、兄さんの吐息がすごく近く感じる。いつもなら気づかない、柔らかい髪の毛の匂いや、少し汗ばんだTシャツの匂いまで…。
「…すみれ」
急に低くなった声に、背筋がぞくっとした。兄さんの手が私の肩に触れて…ゆっくりと首筋へ。指先が鎖骨をなぞる感触が、目をつぶっているから余計に敏感に感じる。
「あん…兄さん、それ…やめて…」
「嘘だろ?震えてるじゃないか」
ぐいっと引き寄せられて、熱い吐息が耳元に。ああ、やばい…義兄なのに、こんなことして…って頭では思ってるのに、体が勝手に反応しちゃう。胸が熱くなって、腿の内側がじんわり濡れてきて…。
「実はずっと…すみれのことが…」
「んっ…!」
唇を奪われた瞬間、理性の糸がぷつんと切れた。兄さんの舌が私の口の中に侵入してきて、絡み合うたびに腰がぐらつく。服の下に滑り込んだ手が、ブラジャーを外して…。
「ひゃん!だめ…あそこ、まだ誰も触ったことないのに…」
「俺が最初で最後だ。いいな?」
乳首を摘ままれて、思わず大きな声が出ちゃった。目隠しされてるから余計に、兄さんの指の動きが鮮明に感じられる。くるくると円を描くたびに、お腹の奥が熱くなる…。
「すみれ…可愛いよ。もっと泣き声聞かせて」
ソファに押し倒されて、服を脱がされる感触。昼間のリビングで義兄とこんなことしてるなんて…って思ったけど、もう止められない。パンツをずり下ろされて、股間をまさぐられる指に、びくんと体が跳ねた。
「わ…濡れてるじゃないか。俺のこと、そんなに欲してたのか?」
「やだ…そんなこと言わないで…んあっ!」
突然、指が膣に挿入されて、思わず背筋を反らした。ぐちゅぐちゅと音がして、恥ずかしくてたまらないのに、なぜかもっと激しくして欲しくて…。
「兄さん…お願い、もう我慢できない…」
「…仕方ないな。でも、痛かったらすぐ言えよ」
ガチャっとベルトを外す音。そして、熱くて硬い何かが腿の内側に当たって…ああ、いよいよ本当にやっちゃうんだ。兄妹なのに…。
「うぁ…!で、でかい…入らないよ…あっ…!」
ゆっくりと貫かれる感覚に、目頭が熱くなった。涙が布を伝って頬を流れる。拓也兄さんはそれに気づくと、「痛いか?」って優しく聞いてくれたけど…。
「ううん…気持ちいい…もっと、動いて…」
腰を打ち付けられて、最初は痛かったけど、次第に快感が波のように押し寄せてきた。ソファがきしむ音と、肌がぶつかる音がリビングに響く。誰かが帰ってきたらどうしよう…って思うと、余計に緊張感が快感に変わって…。
「すみれ…俺、もう限界だ…」
「私も…一緒に…いっしょにいく…!」
ぐっっと深く突き込まれて、体中がびりびり痺れるような絶頂が訪れた。熱いものが奥で迸るのを感じながら、私は目隠しの布がぐしゃぐしゃになるほど泣いていた。
「…大丈夫か?」
布を外されて、初めて見る拓也兄さんの顔。いつもよりずっと優しい目をしてた。ごめんね、お母さん…でも、もう義兄じゃなくて、この人のことが…。
「…次は、ベッドでしようね」
「…うん」
昼下がりの太陽が、私たちの裸を優しく包み込んでいた。
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