「あーもう!先輩ったら私のこと全然見てくれないんだよ~!」
喫茶店の隅っこで、帆花は19年間培ってきた清楚なイメージをぶち壊す勢いでグラスを叩きつけた。アイスティーの氷がカラカラと音を立てて揺れる。今日も片思いの先輩にLINE既読無視されたんだ。大学のサークルでいつも優しくしてくれるあの先輩に、どうして私だけ冷たいの?
「お嬢さん、そのグラス壊れたら弁償ですよ」
隣の席から低い声が聞こえたとき、帆花はハッと我に返った。ふと見れば、黒いタートルネックを着た男性がクスクス笑っている。30歳前後かな? でも妙に色気がある…。初めて見る顔だし、こんな時間に一人で喫茶店なんて変な人かも。でも、なんだか目が離せない。
「あ、すみません…」
「恋の悩みなら、俺に相談してみる?」
男性はゆっくりと帆花のグラスに触れ、指先で結露をなぞった。水滴が彼の指から帆花の手の甲に落ちた瞬間、背筋がビリッと震えた。なにこれ…先輩と握手した時よりドキドキする…
「そ、そんなんじゃないです!ただの…友達のことで…」
「嘘つき」
男性は突然帆花の顎を掴んだ。痛くないけど逃げられない力加減。息が詰まりそう。
「帆花ちゃん、本当は縛られたいんじゃない? 誰かに支配されて、何も考えなくていい状態に…」
どうして私の名前知ってるの? って思ったけど、学生証がテーブルに置いてあった。でもそれより…彼の言葉が胸に刺さって仕方ない。夜な夜な妄想してたこと、バレちゃったみたいで恥ずかしい…。
「今日は雨だし、俺の部屋でお茶しない? ロープの綺麗な締め方、教えてあげるよ」
誘惑的な声に、帆花の足は自然と彼について行っていた。傘もささせてもらえず、雨に打たれながら歩くうちにブラウスが透けて…彼の視線が熱い。怖いけど、どこか興奮しちゃう。
アパートのドアが閉まった瞬間、帆花は壁に押し付けられた。彼の唇が耳元に触れて、吐息がじっとりと染み込む。
「初めての子は緊張するからね…まずは手だけ縛ろうか」
赤い絹のロープが手首に巻きつけられる。きつくないけど、ほどけないように何重にも…。帆花の腕が背中で交差する形に固定されると、胸が自然と前に突き出た。なんだか変な姿勢…。
「かわいいね。帆花ちゃんの敏感なとこ、全部見えちゃう」
「やだ…そんなの…あん!」
舌が首筋を舐め上がった瞬間、帆花は声を上げた。ベロの感触がくっきり分かる…。服の上から胸を揉まれても、手が縛られてるから抵抗できない。じわじわと乳首が立ってきて…。
「ほら、こっちも濡れてきたじゃん」
スカートの中に手を入れられ、帆花はぎゅっと目を閉じた。パンティー越しに陰部を撫でられて、思わず腰を浮かせちゃう。だめ…こんなの初めてなのに、なんで気持ちいいの…?
「おっと、まだ中はデリケートだもんね。まずはお口で気持ちよくしてあげる」
男性は帆花をベッドに寝かせると、パンティーをずらして直接唇を当てた。くちゅくちゅという音が恥ずかしくてたまらない…!
「あっ、んんっ!そこ…やば…あひっ!」
びくんびくんと足が震える。今まで知らなかった快感が、縛られた腕から逃げ場を失って全身を駆け巡る。帆花の喘ぎ声が高くなるにつれ、男性の舌の動きも激しくなっていった。
「帆花ちゃん、初めての絶頂は俺の舌で覚えなよ」
その言葉で、帆花の中の何かがプツンと切れた。腰をガクンガクンと震わせながら、初めてのオーガズムに突入する。目から涙が溢れて…。
「あら、お塩味がする」
男性は帆花の涙を舐めながら、今度は自分のズボンを下ろした。もうグロッキーな帆花の目の前に、大きく勃起した肉棒が現れる。
「次はこっちを咥えて? きっと帆花ちゃん、吸うの上手だよ」
首を縦に振る帆花。だって…もう何も考えられない。ただこの人に従ってれば、もっと気持ちよくなれる気がする…。
肉棒を口に入れた瞬間、男性のうめき声が聞こえた。帆花は必死に舌で舐め回す。先端からじゅわっと溢れる旨みに、自分でもびっくりするほど興奮して…。
「すごいよ帆花ちゃん…この調子で…あっ!」
ごっくんと飲み込むたび、男性の指が帆花の髪を掴む。苦しいけど、気持ちいい…。こんな私、変態かな? でも、もう止められない…。
「じゃあ、いよいよ本番ね」
男性は帆花の縛りを少し緩めると、今度は足を大きく開かせた。緊張で固まる帆花に、彼は優しく微笑みながらクリトリスを撫でる。
「大丈夫、痛くないから。ほら…ゆっくり入れるよ」
ぐちゅっという音と共に、帆花の奥まで肉棒が到達した。最初は「んっ…!」と声が出たけど、すぐに慣れてきて…。
「あ、あん…動いて…もいい…?」
「おお、いいね。帆花ちゃん自分から腰振って…すごいやる気だ」
帆花は縛られた手でシーツを掴みながら、必死に腰を上下させる。毎回先端が子宮口に当たって、くらくらする…。男性も帆花の積極性に驚いたようで、次第に呼吸が荒くなっていく。
「もう…イく…帆花ちゃんと一緒に…!」
「私も…私も…あ、ああっ!」
どぴゅっと中で熱いのが溢れるのを感じた瞬間、帆花はもう一度激しく絶頂した。体中がびりびり痺れて、頭が真っ白に…。
気がつくと、男性は帆花を優しく抱きしめていた。ロープは解かれ、代わりに毛布がかけられている。
「また会おうね、帆花ちゃん。君はもっと…色々教えてあげたいことがあるから」
帆花はうなずくと、ふと窓の外を見た。いつの間にか雨は上がり、夕日が差し込んでいた。あの先輩のことを考えても、もう胸が痛くない…不思議だな。
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